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蛇行する川のほとり〈3〉 新書 – 2003/8/26

4.6 5つ星のうち4.6 6個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

彼女たちは、何かを隠している。何か大きくて、重く冷たいものを…。書き下ろし学園ミステリー完結篇。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2003/8/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/8/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 122ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4120034267
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4120034268
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 6個の評価

著者について

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恩田 陸
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1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。

1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞した。

ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『ネバーランド』『木曜組曲』『チョコレートコスモス』『きのうの世界』などがある。

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
6グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2003年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あれだけ各章で余韻を残し惹き付けておいてラストはどうするのだろう?と少々不安もあったのですが文句ない最終章です。
二部の終わりの香澄の突然の死により物語の語り部は「真魚子」に代わります。
そして舞台は揃い、香澄の母の死の真相、暁臣の姉の死の真相が語られる事に・・・。
真魚子が加わることで物語に心の内部、憎しみ・嫉妬・愛情・憧憬など二部までにない深さが出てきます。
恩田さんの作品は文章を読んでいると川の流れる音や木漏れ日、少女達の風景などが驚く程鮮やかに浮かんできます。
何となくこの「蛇行する川のほとり」と共に私の一夏も終わった感じ・・・。
恩田さんの作品で言えば「木曜組曲」と「ネバーランド」を合わせたような雰囲気かな。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年9月20日に日本でレビュー済み
It is no use crying over spilt milk.
(覆水盆に返らず)
1巻から最後まで一気に読んで、そう思った。

過ぎ去った時はもう2度と戻らない。

何故、1日に何度も食事をするのか。
何故、男と女で1組なのか。
何故、男女は睦みあうのか。

少女時代には、そういった事の1つ1つが愚かにも思え、
分からない。
そういった感覚が見事に表現されていて、非常に興味
深い作品だと思いました。

残酷で、扱いにくく、でも、非常に脆い、少女時代。

心に“リン”と残ります。
2010年2月2日に日本でレビュー済み
恩田さんのお話は初めてで系統も探りつつ読みましたが、なかなか良かったです。 ミステリというよりは、表現そのもの、また登場人物の心理・観点の違いがしっかりしていてその立体性を楽しむ小説のように思いました。 お話も、「まず謎が提示され探偵が謎解き」というよりは、まず全体的に不透明な中、真相は勿論謎自体を小出しにし、かつ登場人物それぞれの「真実」によって脚色され、交錯していく……という手法で進んでいきます。 最後、あなたにはどういった「真実」が見えるでしょうか。 しかし、暁臣が出てこなければここまで楽しめなかったかもしれません(笑) 結局、毬子とはどうなるのかなぁ。
2003年8月23日に日本でレビュー済み
ようやく最終巻まできました。今回の語り手は1巻の主役、毬子の友人の真魚子で、第3者の視点から彼女たちの事件の謎解きが行われます。
子供のときの、夢の中のような、ぼんやりとした記憶のなかの殺人事件。
1巻を読んだとき、背景程度に扱われていたこの事件の解決が、とても納得のいく形でされていて、意外なのと同時に感心しました。ここに視点を据えて読んでいたら肩透かしなんてことはないと思います。
少年少女たちの人間関係に焦点を当てて読むと、ちょっと消化不良の感が残るかも。
最後のエピローグは、香澄の視点で、嬉しかったのとともに、何もかも納得がいって、かなりスッキリした気分になれました。面白かったー。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年4月26日に日本でレビュー済み
第三部「サラバンド」は鞠子の親友、真魚子の視点で語られる。
入院した鞠子に代わって、真魚子が「船着き場のある家」での合宿に加わる。真魚子は、演劇祭の舞台背景の製作を手伝うと同時に、第三者として、10余年前に起こった事件の真相に関する物語を見届ける役目を負うことを決める。
野外音楽堂に完成した舞台背景を運びこんだ後、芳野と月彦が舞台に上がる。香澄の母親が死んだ事件について、月彦が迫る真相と、疑問を挟む芳野との間で応酬が展開される。そしてまた、暁臣の姉が死んだ事件の真相が芳野と暁臣によって明かされる。
最後に、芳野は香澄の父親の前で香澄を演じ、母親を殺した犯人と動機を芳野なりの想像で語り、父親に別れを告げる。
終章「hushaby」は、時間的には第二部の雨上がりの朝に戻り、香澄の視点で語られる。
その前夜、母親の死の全てを鞠子に語り、香澄の中の少女と女が一つになった朝、香澄は子供の頃からずっと言えなかった一言を芳野に言うことに決める。
どの1冊も1時間程で読み終えられる短さと軽さを持ちながら、少女から大人への変化を見事な筆致で描いている。また、3分冊という発行形式がミステリィの妙味を引き立たせており、彼女の物語の語り手としての力量を再認識させられる作品である。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年10月9日に日本でレビュー済み
この第三巻は、「真魚子」という第3者の視点から描かれていて、
事件の全貌が描かれています。
事件の真相は、最後に。
ある一夏の日常は過ぎていきます。
その中で、少女・少年たちが見出した愛情、死、罪とは?
是非、その目でご覧あれ。